アオシマ LBワークス ランボルギーニ ウラカンを作ってみました。
週末だけで簡単に作れるプラモデル
プラモデル作りはゲームなどのバーチャル空間だけで楽しむのと違い、実際のパーツに触れて説明図どおりに組み上げていく楽しさと、完成品を眺める楽しさがあります。しかし、本格的にプラモデルを作るとなると一応の準備が必要になりますが、そこまでの"気合い"を入れずに楽しめる製品があるのはありがたいことです。
プラモデル作りでは、塗装・接着・デカール貼り工程でそれぞれ一定の難易度があると思います。
- 塗装 ムラなく塗るためにはエアブラシやスプレーを使うことになりますが、そういう作業ができる環境を用意するのが面倒。
- 接着 小さなパーツを取り付けるときは接着面が小さいので固定しにくい。
- デカール貼り 台紙から外す時や貼る位置を調整する際にデカールが千切れてしまう。
新しい世代のプラモデルに感動したこと
ガンダムシリーズのプラモデル(ガンプラ)を作ったとき、パーツが塗装済みで接着剤を一切使用せずに完成できるということに驚きました。関節などはちゃんと稼働もします。
こういった手軽に作れるプラモデルがスケールモデル(自動車やミリタリーモデル)にもあったらいいなぁと思ったのですが、近年そういったものが少し出てきたように思います。そんな中で今回の”アオシマ 1/24リバティーウォークシリーズ"に魅力を感じ、作ってみることにしました。
パーツの数
ジグソーパズルなどもピースの数が多いと難易度が上がり、完成までに時間がかかります。今回のモデルはパーツ数が少なくて箱を開けた段階で「すぐに作れる」感じがしました。
塗装済み
パーツごとに単色塗装済みですが、パーツの中で色の異なるような細かいところはシールを貼ることで塗装と同じ効果を出しています。筆塗りでも塗装ムラが出ないと思える部分は筆で塗って仕上げてもよいと思います。
組み上げ
接着剤は必要ですが、極小パーツが無いので一度取り付けたパーツが途中で外れてしまうようなことはありませんでした。また、パーツとパーツの合わせ部分には明確なノッチがあって、合わせる位置がわかりやすいと思います。大きなパーツも反りなどはなく、素直に組み上がってくれます。
組み立て過程
箱から各パーツ袋を出したところ。パーツ数が少ないのがわかると思います。
組み立て説明図
足回りは接着剤無しで組んでいきます。車高調整機能があり、パーツのはめこみで稼働部が実現されています。ハンドルを左右に切った状態にはできません。
足回りの組み立て終わり。
センターコンソールあたりの細かいディテール再現はシールを貼って実現。ハンドルやダッシュボードのグレー色部塗装はシールで実現。
ヘッドライトは左右一体のパーツになっていて、扱いやすく、組み込みもしやすい。
ガラス部分の窓枠の黒いところはシールで実現。シール部材は強度があるので貼り直しなどの位置調整ができるのがありがたい。
上物の裏面。サイドミラーは組み上げ途中に誤って外してしまわないように、一番最後に取り付けることにしました。
リヤ周り。テールランプやマフラーを組み合わせた状態です。
ボディにシール(デカール)を貼る前の組み立て完成状態です。ボディに貼るシールはいわゆるシールのタイプと水で濡らして台紙から引き上げるデカールタイプの両方が用意されています。はじめデカールでやってみたのですが苦戦したので、シールで仕上げました。ただし、タイヤ側面のシールは無く、デカールでのみの仕上げとなっています。
シールを貼り終えた状態です。
感想
気軽に迫力あるモデルを作れるのは本当に嬉しいです。あくまでキットのコンセプトが簡単に組み立てられるということであって、本格的に塗装したり改造したりすればよりクオリティの高いモデルに仕上がると思います。食玩やおもちゃ程度のキットを楽しんだ子供さんが本格的なプラモデルを作ってみたいとしてもいきなり上級者向けのものばかりでは手が出せないと思いますが、初心者用モデルがあると新たなステップを踏み出しやすいのではないかと思います。ガンプラの塗装済み・接着剤一切不要という昔では考えられない技術がこういったスケールモデルにも取り入れられていくと嬉しいと思います。